2019年3月-4月放送のまる得マガジンは、「現場に学ぶ防災術」。ふだんから備えておくべきもの、防災への意識を伝えるシリーズ全8回です。6回目の放送では津波からどう逃げるかを防災アドバイザーの山村武彦さんに学びます。
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まる得マガジン 家族を守る!現場に学ぶ防災術(6)津波からどう逃げるか 基本情報
放送日
本放送
2019年3月12日(火) 夜9:55~10:00 NHKEテレ
2019年4月23日(火) 夜9:55~10:00 NHKEテレ
再放送
2019年3月19日火) 午前11:55~12:00 NHKEテレ
2019年4月30日(火) 午前11:55~12:00 NHKEテレ
出演者
講師 防災アドバイザー…山村武彦
さまざまな災害の現場に赴き、現地調査をしてきた防災・危機管理アドバイザー
大和田美帆
聞き手は女優の大和田美帆さん。小さなお子さんがいらっしゃいます。
番組内容
いざというときに家族を守るために、ふだんから備えておくべきもの、防災への意識を伝えるシリーズ。地震・津波・洪水・土砂災害、いつおきるかわからないさまざまな災害に対応できる知識を身に着けておこう。防災情報は日進月歩。古くから知られている知識が実は役に立たないこともある。さまざまな災害現場を検証してきた防災アドバイザーが、最新の防災術を伝授。
引用元:https://tv.yahoo.co.jp
いつ起こるか分からない地震、津波、洪水、土砂災害。
さまざまな災害が私達を待ち受けています。
突然の災害から命を守るために、大切なのは日常生活での備えと意識です。
そこで、マル特マガジンでは大切な家族を守るための我が家の防災術をご紹介します。
防災・危機管理アドバイザーの山村武彦さんに教えて頂きます。
第6回のテーマは「津波からどう逃げるか」です。
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津波からどう逃げるか~津波に対する防災~
今回は津波に対する防災について学びます。
津波という災害は、島国に住んでいる私たち日本人には逃れられないものです。
津波が起きた際に、大事なことが主に2つあります。
①想定に捉われないこと
地震の揺れが大きいから大きい津波がくるか、とか小さいから津波が来ないか、ということを、勝手に想定しないことが大切です。
実は、津波は揺れの大きさとは無関係だとも言われていますので、小さな揺れでも大津波がくる場合があります。これは、震源の位置や断層のずれ方、そして海底や湾の形状など、様々な要因によって津波の高さや押し寄せる時間が変わってきます。過去に一度も津波が来ていない地域でも津波に襲われたり、震源から遠く離れた場所が津波に襲われることもあります。
小さな地震でも、遠くの地震でも、油断をしないということが大切です。「常に想定を上回って津波が来る」、「もしかしたらここも危険では」、といつも考えておくことが必要なのです。
知っておきたい津波の基礎知識
津波の波の高さはどのくらいだと危険なのでしょうか。
実は、たった30cmの津波でも人は動けなくなってしまいます。そして50cmになったら、もう津波に巻き込まれて倒されて、流されてしまうくらいの威力があります。
②逃げるが勝ち
津波からの非難の基本は、「垂直避難」です。つまり、高い場所へ逃げるということです。遠くの避難所ではなく、近くのビル4階以上などです。しかし、これも「4階だから安全」という固定概念にとらわれなようにして、より高いところを目指すことが非常に重要です。
沿岸部には、自治体が指定する「津波避難ビル」「津波避難タワー」、または「命山」と呼ばれる人口の高台があります。
津波避難マーク
津波避難の建物や場所には、以下のようなマークがあります
例えば、津波避難ビルやタワーには避難ビルのマークが掲げてあります。
仙台市・岡田津波避難ビル
仙台市・三本塚長屋敷(さんぼんつかながやしき)津波避難タワー
静岡県・東同笠・大野地区命山
各自治体のホームページに場所が記載されていますので、事前に確認しておきましょう。
車での避難は?
車での避難は、皆が使うと渋滞が起こってしまいます。車を使わないと非難できない人、例えばお年寄りや小さな子供さんなど、のために、なるべく使わないようにしましょう。避難時は、原則徒歩か駆け足で避難所を目指す、ということが大事です。もしも、車に乗っているときに地震に遭ってしまって避難が必要なら、車から降りて足を使って避難しましょう。
車ごと流されたケースはたくさんあります。
また、大渋滞に巻き込まれたり、または踏切が開かなくなってしまうこともあり、身動きがとれなくなってしまいます。
避難で車はなるべく使わない、を意識しましょう。
まとめ
津波は常に想定外のことを想定しましょう。そして、自分の足で、一番近くの避難所へ急ぐ、ということが大切です。
また、自分が住んでいる自治体における避難対策がどうなっているのかを、ホームページで逐一チェックしておくことも非常に重要です。
まずは、避難対策を検索してみましょう。
まる得マガジン 家族を守る!現場に学ぶ防災術のテキスト
防災対策のより詳しい対応は以下のテキストに掲載されています。
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