きょうの料理、2018年12月17日は小林かなえさんです。今回は、クリスマスにピッタリのスイーツ「ドームケーキとティラミス」のレシピを洋菓子研究家の小林かなえさんに教わります。
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きょうの料理「手軽で華やか♪いちごのドームケーキ・ティラミス」【12月17日】基本情報
放送日
放送日:2018年12月17日(月)
放送時間:夜9:00~9:25 NHKEテレ
再放送:2018年12月18日(火) 午前11:00~11:25 NHKEテレ
出演者
講師 洋菓子研究家…小林かなえ
パリの製菓学校で菓子作りを学ぶ。
本格的な味をつくりやすくアレンジしたレシピが人気。
司会 岩槻里子
番組内容
クリスマスや忘年会など特別なおもてなしにぴったりのスイーツ。味も見た目も本格的な「いちごのドームケーキ」と「ティラミス」の手軽な作り方を洋菓子研究家の小林かなえさんが伝授する。ポイントは、菓子用の型がなくても焼けるシート状のスポンジ。ボウルにスポンジやクリームを詰めれば簡単に仕上がる。ティラミスは、ココアと抹茶をまぶした2種を紹介する。
引用元:tv.yahoo.co.jp
クリスマスやお正月など特別なおもてなしには、華やかで見栄えのするとっておきのデザートはいかがですか?
実は、今回紹介するケーキにはシート状のスポンジ生地が使われています。
薄くて短時間で焼けて、いろんな形にケーキにアレンジができるのです。
味も見た目も本格的に仕上げられます。
イタリアの人気デザート「ティラミス」から、豪華なドームケーキまで手軽に楽しめます。
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手軽で華やか♪いちごのドームケーキ・ティラミス
ケーキのスポンジ生地の型に工夫あり
ケーキの土台と言えば、スポンジ生地が主流ですが、作るのには特別な型が必要だったりして割と面倒だったりします。
それを全て解消するのが、オーブン用の紙を折ってケーキ型を作ったものです。
この型に生地を流し込んで焼くだけなので簡単です。
失敗もしにくく、仕立てもいろいろアレンジできてとても便利です。
この型を使って、今回紹介するケーキは2種類です。
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いちごのドームケーキと定番ティラミス
いちごのドームケーキ
ボウルを使って、中にシート状のスポンジと生クリームとイチゴを詰めました。
家にあるもので簡単に見た目もかわいいケーキができます。
いちごのドームケーキの材料(直径15cmのボウル一台分)
生地
- 卵 2コ ※室温に戻す。
- グラニュー糖 60g
- 薄力粉 60g
- 無塩バター 10g
- 牛乳 大さじ2/3(10g)
- キッチンシート 25cm×25cm×高さ2cmに折っておく。 ※自宅のオーブンの天板が長方形なら、それに合わせても構わない。
ホイップクリーム
ツノがしっかりと立つまでハンドミキサーで泡立てて、冷蔵庫で冷やしておく。
- 生クリーム カップ1と1/4
- グラニュー糖 25g
- いちご 1パック
- 好みのジャム 大さじ1~2 水を入れてレンジで加熱して、ソース状にしておく。
- ブルーベリー 適宜
- ラズベリー 適宜
- ミントの葉 適宜
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いちごのドームケーキの作り方
シート状スポンジ生地を焼く
- ボウルに卵を割りほぐす。 ※卵は室温に戻しておくと、泡立ちが良く、フワフワ感が出る。
- グラニュー糖を加えて、軽く混ぜてなじませる。
- ハンドミキサーの高速で、ハンドミキサーも回しながらしっかり泡立てる。
- 全体が、フワフワ過ぎず、柔らかなさすぎず、丁度よい度合いの、白っぽくモコモコした感じになるまで泡立てる。 ※ミキサーを止めて、持ち上げたときに、すくった跡がスッと残るくらいの固さにする。
- 薄力粉を、ざるを使って、2~3回に分けて混ぜながらふるい入れる。
- ボウルを回しながら、底からすくい上げるように混ぜる。 ※キツくグルグル混ぜると、立てた泡が潰れてしまう
- バターと牛乳を600Wの電子レンジで約15秒ほど温めて、ボウルに加える。 ※温かくしていれたほうが、生地に馴染みがよくなめらかに仕上がる。
- 先程と同様に、ボウルの底からすくい上げるようにして混ぜ合わせる。
- 四角く折ったキッチンシートを天板に置き、生地を流し入れる。
- ゴムベラで全体に均一にならす。
- 170℃に温めたオーブンで、約10分間焼く。 ※シート状だと焼き時間が短く、スライスする手間も省けるので、便利。
- 焼きあがったら天板から取り出し、側面の紙だけめくって置いておき、粗熱を取る。
- スポンジ生地の完成。
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ドームケーキに組み立てる
- ボウルにラップを敷く。ラップに、端に10cmほどのはみ出しの余裕も作っておく。
- 生地を十字にナイフを入れて4等分にする。
- 4等分のうちの1枚は、さらに縦に4等分にして、帯状を作る。
- 生地の1枚を、焼き目を上にしてボウルの底に仕込む。
- 帯状の生地をボウル側面の空いたところに組み合わせて敷いて、ボウルにまんべんなく敷き詰める。
- ホイップクリームを敷いた生地の上に乗せて、生地が見えなくなるまで全体に塗る。
- いちごのヘタを切り落としてまるごとのものを9こくらい、縦半分に切ったものを12こ分くらい作る。
- いちごの丸ごとのほうを、切り口を上にして先にホイップクリームに押し込むように、生地の底部分に敷き詰める。
- ホイップクリームをイチゴが見えなくなるまで乗せる。
- 4等分にした生地の1枚を、約10cm四方になるように端を切って、焼き目を上にして生クリームの上に乗せる。
- 乗せた生地の上に、生地が見えなくなるまで生クリームを乗せて塗る。
- 半分に切ったイチゴを切り口を上にして、ホイップクリームの表面全体にびっしりと並べる。
- イチゴの上にさらにホイップクリームを乗せて。イチゴが見えなくなるまで塗る。
- 残りの一枚の生地をホイップクリームの上から被せてフタをする。
- 切り落とした生地を端においてまんべんなくフタをする。
- ラップをフタに被せて、上からボウルに生地を押し込んでボウルに収まるようにして、底部分の形を整える。
- 上からギュッと押さえて、クリームといちごの間の空気を抜いて隙間を埋める。 ※断面がキレイに仕上がる。
- 冷蔵庫で半日ほど冷やす。
- 残ったホイップクリームもラップをして冷やしておく。
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デコレーションをする
- 冷蔵庫から取り出して、フタのラップを外す。
- 盛り付け用の大きなお皿をボウルにかぶせる。
- ひっくり返してボウルを外す。
- ラップも剥がす。
- 残ったホイップクリームをケーキの表面全体に均一に塗る。 ※表面をツルツルに仕上げるのは難しいので、下から上にスクリューのように筋をつけて、わざと塗り跡を模様に見立て塗る。
- 彩りを添えるために、お好みのジャムソースを上から流しかける。
- お好みで余ったイチゴやラズベリーやブルーベリーをトッピングする。 ※いちごをいろいろな方向から切って乗せていくと動きが出て華やかに仕上がる。
- お好みでミントの葉をトッピングして完成。
ドーム型にすると、角がないためクリームを塗りやすくなりますし、中にイチゴをたっぷりと入れられるので、簡単に美味しく仕上がります。
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定番ティラミス
こちらは、シート状のスポンジとクリームを交互に重ねて層にしていくだけです。
食べたい分だけすくって楽しむスコップケーキにしています。
定番ティラミスの材料
ティラミスもシート状のスポンジ生地を使います。
- シート状のスポンジ生地 1枚
- マスカルポーネチーズ 200g
- グラニュー糖 50g
- 生クリーム カップ1/2 ※ツノが立つまで泡立てる。
- インスタントコーヒー 10g
- グラニュー糖 30g
- 熱湯 カップ3/4
- ココアパウダー 適量
定番ティラミスの作り方
- マスカルポーネチーズをボウルに入れて、グラニュー糖を加える。
- ゴムベラでマスカルポーネチーズを潰しながら、グラニュー糖をよくなじませる。
- グラニュー糖が溶けて、チーズがなめらかになってきたら、泡立てたホイップクリームの半量を加えてなじませる。
- 残りのホイップクリームも加えて、混ぜ合わせてよくなじませる。
- よく混ざったら、ティラミスのクリームは完成。
- お湯にインスタントコーヒーとグラニュー糖をよく溶かす。
- 粗熱を取る。コーヒーシロップの完成。
- すこし深さのある器を用意する。
- 器の底の大きさに合わせて生地を2枚分カットする。
- 焼き目を下にして器の底に敷く。 ※焼き目がついていない方がシロップが染み込みやすい。
- コーヒーシロップの半分の量をハケで生地に丁寧に塗って、まんべんなく染み込ませる。
- クリームを生地の上に乗せて、スプーンの裏側を使ってまんべんなく伸ばす。 ※クリームの総量の半分を乗せる。
- もう一枚の生地を乗せる。
- 一枚目と同じようにシロップを染み込ませて、クリームを乗せて伸ばす。
- 冷蔵庫で3時間ほど冷やし固める。
- 食べる直前に、茶こしなどでココアパウダーをふって完成。
スポンジ生地にたっぷりと染み込んだコーヒーシロップとマスカルポーネクリームの相性が抜群です。
スコップケーキにすれば、切り分ける手間もなく、好きな量を食べてもらえるので、締めのデザートにピッタリです。
抹茶ティラミス
豆腐入りのクリームと抹茶を使って和風に仕上げています。
緑と白の層も映えて、お正月にピッタリです。
抹茶ティラミスの材料(直径6cm・高さ8cmのグラス4~6こ分)
マスカルポーネチーズの代わりに絹ごし豆腐とクリームチーズを使用。
豆腐の風味とチーズのコクが合わさって、格別な美味しさです。
- 絹ごし豆腐 100g
- クリームチーズ 200g 室温に戻しておく。
- グラニュー糖 50g
- 生クリーム カップ1/2 ツノが立つまでしっかり泡立てる。
- 抹茶 10g
- グラニュー糖 20g
- 熱湯 カップ3/4
- スポンジ生地 1枚
- 抹茶(ふりかけ用) 適量
抹茶ティラミスの作り方
- 絹ごし豆腐は、紙タオルで包み、600Wの電子レンジで1分40秒加熱し、水気を切る。
- ボウルにクリームチーズとグラニュー糖を入れて、なめらかになるまで混ぜ合わせる。
- 豆腐を加えて混ぜる。
- 生クリームを加えて混ぜる。
- 別のボウルにグラニュー糖と抹茶を入れて、しっかり混ぜ合わせる。 ※抹茶はダマになりやすいので、お湯を加える前にしっかりと混ぜておく。
- 少しずつお湯を加えて混ぜる。
- 粗熱を取って抹茶シロップの完成。
- シート状のスポンジを焼く。
- 手持ちのグラスの口を押し当てて型抜きする。1グラスにつき2枚作る。
- グラスの底に、生地の1枚を焼き目を下にして入れる。
- ハケで抹茶シロップを生地に塗ってまんべんなく染み込ませる。
- クリームの半量を乗せて表面をならす。
- スポンジ生地を乗せる。
- 1枚めと同様に抹茶シロップを染み込ませてクリームを乗せる。
- 冷蔵庫で3時間程度冷やし固める。
- 食べる直前に抹茶をクリームの表面に茶こしでこしながらふりかけて完成。
風味豊かな豆腐クリームと香織の良い抹茶が混ぜ合わさって、和食のデザートにぴったりです。
まとめ
シート状のスポンジ生地は、いろいろな形に利用することが出来て、焼き時間はたったの10分で失敗がない、特別な型もいらない、というスグレモノです。
ぜひうまく活用して、楽しいケーキを作ってみてください。
きょうの料理のテキスト
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