2018年10月スタートの趣味どき水曜放送シリーズは「おとなの歩き旅 秋」と題して、この秋訪ねてみたい山城、低山、朝市・陶器市の町、古街道の歩き方を紹介するシリーズ全9回です。10月24日放送の第4回目は低山。前回第3回の茨城県月居山(つきおれさん)山頂から、袋田の滝を目指して歩きます。
クリック⇒第1回 天空の城歩き 岡山・備中松山城
クリック⇒第2回 武家の名残の城下町 岡山・高梁
クリック⇒第3回 歴史ロマンを楽しむ低山歩き 茨城・月居山
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趣味どき おとなの歩き旅 秋 第4回 歴史ロマンを楽しむ低山歩き 茨城・袋田の滝
放送日:2018年10月24日(水)
放送時間:夜9:30~9:55 NHKEテレ
再放送:2018年10月25日(木) 午前10:15~10:40 NHK総合
再放送:2018年10月31日(水) 午前11:30~11:55 NHKEテレ
出演者
旅人 とよた真帆
歩き旅大好き
ユージ
ゆったり歩き旅始めたい
低山トラベラー 大内征(おおうち せい)
ただ山頂を目指すだけではない低山歩きの醍醐味を紹介。
関東近郊だけで250箇所の低山を歩いています。
語り 龍田直樹
番組内容
ふだん何気ない風景も、視点を変えて歩けばその土地ならではの魅力、歴史が見えてくる!前回の登った標高400メートルの茨城・月居山山頂から出発し、袋田の滝を目指して下山しながら歩く。大規模な滝の周りを角度を変えながら眺めると、よりダイナミックさを体感できる。四季折々に表情を変える滝の姿や古の歌人が詠んだ歌にも思いをはせ、名瀑袋田の滝を堪能。名水が育んだ奥久慈の郷土料理「つけけんちんそば」にも舌鼓!
引用元:tv.yahoo.co.jp
【今夜9:30 おとなの歩き旅・秋】
気軽に登れる「低山歩き」をご紹介!
月居山(つきおれさん)山頂から
名瀑・袋田の滝を目指し歩きます。「#趣味どきっ !」 #Eテレ
10月24日(水)午後9:30https://t.co/HAfdl8EcZU— NHK Eテレ編集部 (@nhk_Etele) 2018年10月24日
前回の続きから、一行の現在地は茨城県の北部にある月居山の山頂。
なにやら麓の方から水のゴーッっという音が聞こえてくるようです。
実は、今、一行は滝の上。
今回歩くのは、秋の深まりとともに秋の紅葉に映える袋田の滝。
まるで白糸のような滝と紅葉のコントラストが何とも美しい名瀑です。
角度を変えて周辺を歩けば、様々な表情を見せてくれます。
さらに水の恵みを使った美味しい郷土料理にも出会えます。
海・山・町を再発見!
大人の歩き旅 秋の始まりです!
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袋田の滝へ!
一行は月居山の頂上から、滝に向かって下山します。
上から滝に向かって下に降りる、というのはなかなかないですね。
山登りの特権だそうです。
歴史ロマンを楽しむ低山歩き。
前回は茨城県月居山の2つの峰をめぐりました。
月居山は、子供から大人まで楽しめる2時間ほどのハイキングコース。
いにしえの人々の暮らしの跡や、低山ならではの絶景など魅力がいっぱい。
気になる方はぜひ前回のまとめも御覧ください。
後編となる今回は、月居山を下山しながらその先にある袋田の滝を目指します。
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下山を始めると、早速階段があります。
階段を降りるきは、一歩ずつ降りてもよいのですが、足元がおぼつかないときは、トレッキングポールを長めに持って、半歩ずつゆっくり足を揃えて降りるようにしましょう。足への負担負担は大分軽くなります。
階段を降りている最中、1mはゆうにあるシマヘビの抜け殻を発見!
口の先からしっぽまでキレイに抜けていました。なかなか珍しいそうです。
こちらがシマヘビ
こうした予期せぬ出会いも山歩きの愉しみですね。
目の前に川が見えてきて、滝の音も大きくなってきたようです。
次第に大きくなる水の音を聞きながら、この先にある滝を目指します。
階段を降り始めておよそ20分。
いよいよ山の麓に到着です。
この階段はおよそ1200段もあるそうです。
結構キツイ下りでした。
階段を降りると、吊橋が見えます。
この吊橋を渡って観瀑台のほうへ行きます。
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滝を楽しむポイント①角度を変えて眺める。
観瀑台前の吊橋からも、袋田の滝が見えます。
木々に覆われてキレイです。
しかし、見えているのはまだ滝の一部分。
角度を変えて眺めるため、さらに先へと進みます。
橋を渡ったところには、トンネルがあります
このトンネルを抜けると、滝を正面から見ることができる観瀑台があります。
観瀑台に出ると、眼前いっぱいに滝が広がります。
高さ120m、幅73m。日本3名瀑にも数えられる袋田滝。
手を伸ばせば届きそうな、目の前に迫る圧巻の光景。
特に撮影に訪れた日は、前日に雨が振っていて、特に水量が多く、すさまじい轟音とともに滝の水が荒々しく流れていました。
とよた真帆さんもユージさんも目の前の圧巻の光景に、「すごい」「きれい」しか言葉が出ませんでした。
この辺りは太古の昔、海の底でした。
1500万年前には海の底で海底火山があったと言われています。
やがて、海底火山が噴火し、皿に隆起した結果、現在のような姿になったのです。
滝の岩肌をよく見ると、黒くてゴツゴツしています。
これは海底火山のマグマが噴出して固まった溶岩。
この黒い岩石が、白糸のように流れる滝の美しさを際立たせているのです。
水戸藩藩主の黄門様としても知られる徳川光圀はこんな歌を詠んでいます。
いつの世に
つつみこめけむ
袋田の
布引出す
しら糸の瀧
永久に絶えることのない滝の流れを、幾重もの布がひらひらと流れる様子に例えたもの。
光圀はよほどこの滝の美しさに感銘を受けたのでしょう。
古から愛された袋田の滝。
しかし楽しみ方はまだまだあります。
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滝を楽しむポイント②上から眺める
今度は滝を上のほうから見てみます。
今いた観瀑台の上に、10年ほど前からもう一つ観瀑台が設置されています。
エレベーターで44m上に登ります。
着いた先には階段があります。さらに上へ登ると第2観瀑台です。
新たに作られた観瀑台からは巨大な滝の全貌を眺めることができます。
袋田の滝は「4度の滝」と言われています。
上から数えて4段あることから言われた説や、平安から鎌倉にかけて坊さんでありながら歌人であった西行法師がこの滝を見て、この美しさは四季折々見なければ到底理解できるものではない、つまり季節ごとに年4回は見に来なければならない、と言われた説が、4度の滝の由来とされています。
秋の深まりとともに、周囲の木々の艶やかな紅葉が滝を包み込みます。
紅葉の見頃は例年11月。
木々の赤と白い滝。紅白のコントラストが見事な風景を作り出します。
平安後期に諸国を旅して歌を残した漂白の歌人 西行法師は、こんな歌を読みました。
花もみち
経緯にして
山姫の
錦織出す
袋田の滝
この滝は「山の女神が紅葉を縦糸と横糸にして織った錦の織物のようだ」
西行の目には、この滝がそんなふうに映ったのでしょう。
秋が終わり、やがて寒さ厳しい冬が訪れると、この滝は全体が白く凍りつきます。
これは氷瀑と呼ばれる現象。
様々な条件が整ったときだけ発生する非常に珍しい現象です。
そして様々な命が芽吹く春。
木々の緑と滝の白いラインが作り出す美しい情景が広がります。
夏。澄んだ空気と滝に流れ落ちる水が、一服の涼を呼び込みます。
さらに、晩秋から冬にかけての11月から1月の間はライトアップされた滝も楽しむことができます。
夜のライトアップのおかげで、今や袋田の滝は5度の滝となっているのですね。
四季折々で表情を変える滝。
それぞれの季節に足を運んで見るのはいかがでしょうか。
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滝を楽しむポイント③信仰の場
晴れなどが続いて水量が少ない時には、雨乞いの儀式があったそうです。
およそ70年くらい前までは、人の姿を形どった像を投げ込み、雨乞いの儀式をしていたそうです。
観瀑台のすぐ隣には四度滝不動尊の祭壇が設けられ、不動明王が祭られています。
毎年、8月下旬から10月上旬の間だけ一般公開されています。
滝はその神秘さから信仰と結びつく場面で多く見られます。
和歌山県 那智の滝はこの滝そのものが御神体とされて、信仰の対象となっています。
滝が修業の場となることも珍しくありません。
富山県 川倉不動滝は、修験者の滝行の場となっています。
滝を楽しむポイント④水の恵みの郷土料理
一行は滝の近くにある売店に来ました。
袋田の滝のそばで80年以上前から営むお蕎麦屋さん「三六亭」の自慢の月居山湧き水で作ったお蕎麦をいただきました。
つけけんちんそばは、茨城県・常陸太田市の郷土料理です。
地元で取れた野菜をふんだんに使った味噌仕立ての汁に、そばをつけて頂きます。
昔から農家の位hとが囲炉裏でそばを食べる習慣がありました。
昆布やカツオのダシは、山深いこの辺りでは手に入りづらかったため、代わりにみそを使ったそうです。
滝を見物しながら頂く料理はまだ格別です!
目でも舌でも味わえます。
まとめ
袋田の滝を満喫した一行。
そのまま下山して街に降りてきました。
そろそろこの旅もお開きです。
轟音を響かせて流れていた袋田の滝から、流れてくる滝川の穏やかさにホッとします。
2回に渡り、歴史ロマンを楽しむ低山の歩き旅。
低い山をのんびり歩けば新たな発見があるかもしれません。
この週末は、近くの低山に出かけてみてはいかがでしょうか。
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