小さな巨人9話の感想ネタバレ 本当の裏切り者が明らかに?

前回の8話のラストで、山田(岡田将生)は容疑者の横沢(井上芳雄)を逃がし、共に姿を消しました。それにより香坂(長谷川博己)は自宅謹慎を言い渡されるのですが、自宅に戻った香坂の前には山田と横沢が現れる、というところから小さな巨人第9話は始まります。ネタバレしながら感想をお伝えしたいと思います。

小さな巨人

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小さな巨人9話 感想とネタバレ

香坂が自宅謹慎を命じられ帰宅すると、山田と横沢が来ており、江口(ユースケ・サンタマリア)は横沢と会う前に殺されていたこと、早明学園の裏帳簿の原本は貸倉庫に隠していることを打ち明けます。

裏帳簿には、山田の父である内閣官房副長官の山田勲(高橋英樹)と、早明学園の富永専務(梅沢富美男)の名前がありますが、一部が破れています。山田は、そのどちらも知る香坂の父(木場勝巳)から話を聞こうとしますが、認知症気味で、「山田さんとの絆だ」ということしか聞き出せません。

山田が父を憎むのは、17年前、父の運転担当だった人間が不審な死を遂げた際に、「全て隠ぺいしろ」と部下に指示したのを聞いてからでした。父の悪事を明らかにするために生きてきたと山田は言います。

山田は父を問い詰めますが、そこに現れた小野田(香川照之)により、不法侵入として連行されてしまいます。泣きながら「父さん!」と叫ぶ山田の叫びは悲痛で、父親を嫌悪しているだけとは思えず、罪を認めて改心してほしい、という気持ちが伝わってきました。

監察官の柳沢(手塚とおる)に呼び出された香坂は、小野田が内部告発をして上司を所轄に追いやったこと、その上司が父であることを知らされます。香坂は、父を裏切った小野田を絶対に許さないと決意するのでした。

三島(芳根京子)をはじめとする所轄署の刑事の協力もあり、香坂は早明学園理事長の金崎(和田アキ子)を疑い、話を聞きに行きます。そこに捜査二課長が現れ、金崎を連行します。香坂は知能犯事件を扱う捜査二課と協力して小野田を出し抜いたわけです。

香坂が金崎の取り調べをしようとした矢先、小野田に呼び出されます。香坂に協力した渡部刑事(安田顕)をマークしていたことにより、裏帳簿を手に入れ、横沢を逮捕したと小野田は告げます。

小野田を裏切り者と糾弾する香坂に対し、小野田は裏帳簿の切れ端を見せます。そこに書かれていたのは、「香坂敦史」、香坂の父の名でした。

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小さな巨人 本当の裏切り者とは?

裏帳簿の破れたページに書かれていたのは香坂の父の名でした。香坂を追い詰める小野田の迫力と、それを知らされた香坂の驚愕。香川照之さんと長谷川博己さんの演技が圧巻でした。

このままでは香坂の父が本当の裏切り者ということになってしまいます。しかし、捜査一課長を目指してきた香坂の父が病室で発した、「捜査一課長は正義そのものだ」という毅然とした言葉から、香坂の父が不正を働く人物とは思えませんでした。やはり他に真の裏切り者がいるような気がします。

小さな巨人9話 感想まとめ

最終回を前に、裏切り者として主人公の父の名前が挙がるという衝撃のセミファイナルでしたね。

しかし最終回ではまだまだどんでん返しがありそうです。香坂が、金崎理事長の旧姓が山田であると気づいていましたが、それもポイントになりそうです。

果たして、小野田捜査一課長を倒すことができるのか。最終回は20分拡大と発表されています。どんな結末を迎えるのか、楽しみで仕方ありませんね。

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