おんな城主直虎 政次は裏切り者?政次の気持ちとは?

柴咲コウさんが主演を務めるNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、高橋一生さん演じる、小野但馬守政次(おのたじまのかみまさつぐ)が不憫で切ないと話題になっています。果たして政次は裏切り者なのか、政次の気持ちとは?これまでに放送された内容から考えてみたいと思います。

おんな城主直虎

出典:nhk.or.jp/naotora

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おんな城主直虎 高橋一生さんの政次ってどんな役?

政次は幼名を鶴丸といい、柴咲コウさん演じる井伊直虎、三浦春馬さん演じる井伊直親の幼馴染として育ちました。父の小野政直(吹越満)が井伊家の筆頭家老であったため、その跡を継いで政次も筆頭家老となりました。

直虎政次出典:nhk.or.jp/naotora

小野家は井伊家の筆頭家老でしたが、主君の今川家から目付(監視役)という役割を課されており、井伊家を見張る立場であったことから、井伊の家中では孤立しがちでした。
政次の父・政直が直親の父・直満(宇梶剛士)の謀反の密告をしたことから、政直は裏切り者と呼ばれるようになりましたが、政直は子の政次に対し、「お前も必ず同じ道をたどることになる」と言い残します。

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政次はなぜ裏切り者となったのか?

「おんな城主 直虎」第11話から第12話で、井伊の当主であった直親(三浦春馬)は今川の罠により、謀反の疑いありとして殺されてしまいます。今川は、直親の子・虎松(寺田心)の命も差し出せと要求しますが、それを回避したい井伊に対し、代わりに松平元康(のちの家康)の首を取ってくることを命じます。
そのために戦に出ることになった結果として、直虎の曽祖父である井伊直平(前田吟)をはじめとする井伊の男衆は命を落とすことになります。

そうして男手のいなくなった井伊に、事情聴取のため今川に呼び出されていた政次が唯一無事に戻ってきます。さらに、今川に命じられたため幼い虎松の後見になると宣言します。

1人助かった政次に対し、「なぜ自分だけ助かったのか、裏切るつもりで裏切ったのか、裏切らざるをえなかったのか」と詰め寄る直虎。政次は、「直親が下手をうったのだ」と冷たく言い放つのでした。

こうして政次は父と同じ道を生きることになりますが、今川の目付として時折見せる表情が、父の役を演じた吹越満さんにそっくりで、高橋一生さんの演技力に目を見張ってしまいます。

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おんな城主直虎 政次の気持ちは? まとめ

虎松の後見を今川に命じられたと言う政次を、裏切り者と思い込む直虎は自ら虎松の後見となり、井伊の城主となります。その直虎に対し、政次は事あるごとに後見を降りよ、後見を譲れと迫ります。

政次は井伊を手に入れようとしている裏切り者だと信じていた直虎でしたが、あるとき、「敵を欺くには味方から」というやり方があると兵法の書物で学びます。それをきっかけに、政次は自分を欺き、今川の犬の振りをしながら、井伊を守ろうとしているのだという真意に気づきます。

幼少期に幼馴染として集っていた井戸端で、亡き直親に語りかける政次。「井伊はこれから大国に囲まれた難しい土地となる。危うくなるゆえ、早く降りろと夢枕で直虎に伝えてくれ」と。この、政次の本心が明かされた第18話が直虎と政次の転機となり、直虎は政次に意見を仰ぐようになるのです。

直虎政次001

出典:twitter.com/nhk_naotora

裏切り者のように振る舞いながら、井伊と直虎を守ろうとしてきた政次ですが、史実によれば処刑という運命が待ち受けているようです。果たして政次が報われることはあるのか、これからも高橋一生さん演じる政次から目が離せません。

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